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温和な気候系は持続するのか? この問いに挑むプロジェクト開始 (2024年4月1日)
日本の温和な気候、豊かな水・水産資源は、今後も持続するのでしょうか? 海洋・気象・水産研究者が団結して、この問いに挑戦する研究プロジェクト「ハビタブル日本(島嶼国日本の生存基盤をなす大気・海洋環境の持続可能性)」が2024年4月から始まりました。
私が担当する「日本近海の海洋変動の統合的理解」班では変わりつつある黒潮などの海流が、日本近海の海洋環境変化や日本を襲う豪雨などの極端気象の激甚化に及ぼす影響の理解を目指していきます。私の研究室の学生さんも参加し、サマースクールなどを通じて切磋琢磨してもらえればと思っています。海にも気象にも興味がある学生さんは是非!

日本近海の海流異常に関する一般向講演 (2024年3月23日)
黒潮は2017年8月から大蛇行状態に遷移し、その下流(黒潮続流)は2023年から岩手県・青森県にまで到達する異常北偏状態にあります。このような日本近海の海流異常の状況と、これが大雨や猛暑などに及ぼす影響に関する研究成果の一般向け講演を行ってきました(@東大先端研)。現地・オンラインと多くの方が参加してくださり、とても楽しいひと時を過ごすことができました。

東北大学国際法政策センター主催セミナーで講演 (2024年3月12日)
東北大学片平キャンパスで開催された東北大学国際法政策センター主催セミナー「太平洋の小さな島国と気候変動」で講演を行いました。分野横断を目指したセミナーであったため、国際法視点での海についての講演などもあり、新しい視野を得ることができました。

WPI KICKOFF @ 仙台 (2024年3月7日・8日)
ユニットメンバーとして参加する変動海洋エコシステム高等研究機構(WPI-AIMEC:東北大学/JAMSTEC)キックオフシンポジウムが3月7日・8日に仙台で開催され、参加しました。WPI-AIMECに参加するハワイ大学マノア校やカリフォルニア大学サンディエゴ校などの海外研究機関からも多くの参加者があり、研究機構の大きさを実感しました。

新学術 Hotspot2 班会合 @ 北海道大学 (2024年3月4日・5日)
5年間にわたり実施してきた新学術領域研究「変わりゆく気候系における中緯度大気海洋相互作用hotspot (2019~2023年度)」(通称Hostpot2)の最後班会合(A03-9班)が北海道大学で行われました。各メンバーの成果報告を聴くなかで、サイエンスの魅力・刺激に満ちた5年間であったことを改めて実感しました。

三重大学 教育関係共同利用拠点シンポジウムで講演 (2024年3月1日)
三重大学大学院生物資源学研究科・教育関係共同利用拠点シンポジウムで、「近年の黒潮異常と日本気候へのその影響 ~終わらない黒潮大蛇行と黒潮続流の異常北偏~」について講演を行いました。会場の鳥羽市は海も近く、温暖な気候に感激しました。

青森山田中学校で模擬講義 (2024年2月15日)
青森山田中学校・特進科の学生さんたちに模擬講義「感じよう、海のチカラ」を開催しました。90分という中学生にとっては長丁場だったと思いますが、皆さん集中して聴いてくださり、とても話しやすい環境でした。地球の美しさ、海の力強さ、温暖化の実情について気づく・考えるきっかけになったのであれば嬉しいです。

仙台二華中生に模擬講義 (2023年12月16日)
東北大学・理学部の「ぶらりがく for You」で、仙台二華中・自然学部の学生さんに模擬講義「飛び込め! 海の世界 ~数字からみる海の魅力~」を開催しました。熱心であることに加え、質問の的確さ・鋭さに驚きました。理学の楽しさ、地球の美しさ、海の魅力少しでも伝わったのであれば嬉しい限りです。

新学術 Hotspot2 全体集会 (2023年12月1日-3日)
東京大学大気海洋研究所で開催された新学術領域研究「変わりゆく気候系における中緯度大気海洋相互作用hotspot (2019~2023年度)」(通称Hostpot2)の最終全体集会に参加しました。上記プロジェクトは最終年度を迎え、5年間の集大成と呼ぶに相応しい研究成果発表およびその総括が行われました。マスコミの取材もあり、会議の一部は報道もなされました

気象学会 @ 仙台に参加 (2023年10月23日-26日)
仙台国際センターで開催された気象学会に参加し、気象学の最前線を学びました。25日にはローカルホストをつとめた「気候形成・変動機構研究連絡会」を開催し、多くの参加者がありました。夜の部も含めて、とても有意義で楽しい時間を送ることができました。

メソ気象気研究会で発表 (2023年10月22日)
10月25日から開催の気象学会に先駆けて行われたメソ気象研究会(東北大学・片平キャンパス)で研究発表を行いました。2023年に起こっている黒潮続流の異常北偏の現状報告と、これに伴う東北地方太平洋側都市の降水量増加と気温上昇について速報的な内容を紹介しました。

海洋熱波 Annual Meeting に参加 (e-ASIA) (2023年10月21日)
日本・インドネシア・タイによる国際共同研究プロジェクト「西部北太平洋における海洋熱波」のAnnual Meeting が東北大学で開催され、1件の発表を行いました。

海洋学会 @ 京都大学 (2023年9月24-27日)
京都大学(吉田南キャンパス)で開催された海洋学会に参加しました。多くの研究者と打ち合わせ・議論ができ、有意義な時間を過ごすことができました。

集中講義 @ 九州大学 (2023年9月20-22日)
九州大学大学院理学研究院(伊都キャンパス)に於いて集中講義「海洋循環と気候変動」を行いました。集中して聴いてくださり、楽しい時間を過ごすことができました。学生の皆様、お疲れさまでした。

黒潮大蛇行ワークショップを開催 (2023年8月31日・9月1日)
黒潮大蛇行の発生から丸6年を迎えた中、宮城県で黒潮大蛇行ワークショップを二日間にわたり実施しました。会合には海洋物理学・大気物理学・水産学の専門家があつまり、黒潮大蛇行の物理解釈から気象・水産への影響にいたるまでの幅広い話題について時間が許す限り議論をかわしました。

大槌シンポジウムに参加 (2023年8月22-23日)
岩手県大槌町にある東京大学大気海洋研究所大槌沿岸センターで開催された研究集会(通称 大槌シンポジウム)に出席し、20名超の大気・海洋研究者と多くの議論をかわすことができました。2011年東日本大震災で甚大な被害を受けた同地ですが、復興に向かっている状況を見ることができました。可能な限り毎年参加したいと思っています。

海洋熱波 Kich-off Meeting 2023に参加 (e-ASIA) (2023年7月7日)
日本・インドネシア・タイによる国際共同研究プロジェクト「西部北太平洋における海洋熱波」の研究打ち合わせがオンラインで開催されました。

新学術 Hotspot2 国際ワークショップに参加 (2023年6月17-19日)
富山県富山市で開催された新学術領域研究「変わりゆく気候系における中緯度大気海洋相互作用hotspot (2019~2023年度)」(通称Hostpot2)の国際ワークショップに参加しました。200名近くの国内外の海洋・気象研究者が一同に集結し、互いの研究成果について議論をかわしました。

集中講義 @ 放送大学宮城学習センター (2023年6月3・4日)
放送大学宮城学習センター(東北大学片平キャンパス構内)に於いて集中講義を行いました。たくさんの質問をいただき、気づきの多い時間を過ごすことができました。学生の皆様、お疲れさまでした。

日本地球惑星科学連合2023大会 @ 幕張メッセ (2023年5月21~26日)
地球惑星科学の国内最大級の研究大会に、学生さんと一緒に参加しました。久しぶりに多くの方とお会いし、有益な情報交換を行うことができました。

海洋観測打ち合わせ @ 三重大学 (2023年4月30~5月1日)
三重大学・立花教授のもとで海洋観測計画に関する打ち合わせを行いました。まだまだクリアするべき課題はありますが、実現できる日を楽しみに頑張ります。

海洋熱波ワークショップに参加 (e-ASIA) (2023年3月28~29日)
国際共同研究プロジェクト「西部北太平洋における海洋熱波」のワークショップが琉球大学で開催され、参加しました。

新学術 Hotspot2 研究集会に参加 (2023年3月8~10日)
3月8日~10日にかけて九州大学伊都キャンパスで新学術領域研究「変わりゆく気候系における中緯度大気海洋相互作用hotspot (2019~2023年度)」(通称Hostpot2)の研究集会が行われました。150名を超える国内の海洋・気象研究者が一同に集結し、最先端の研究成果発表・活発な議論が展開されました。私も「夏季日本将来気候への黒潮大蛇行の影響評価」について発表を行いました。

気象庁第3次長期再解析データ(JRA-3Q) 提供開始 (2022年12月9日)
私が推進委員を務めているJRA-3Qの一部期間(1993年1月~2013年4月)の提供が開始されました。世界最先端の全球大気データであり、2023年夏には1947年9月から現在までの全期間にわたり提供が始まる予定です。

新学術 Hotspot2 全体会合に参加 (2022年12月2~4日)
新学術領域研究「変わりゆく気候系における中緯度大気海洋相互作用hotspot (2019~2023年度)」(通称Hostpot2)の全体会合が、京都大学宇治キャンパスで開催され、参加しました。国内の海洋・気象研究者が一同に集結し、最先端の研究成果発表・活発な議論が展開されました。

大気海洋相互作用研究集会に参加 (2022年11月26・27日)
大気海洋相互作用に関する研究集会が京都大学吉田キャンパスで開催され、参加しました。京都大学や北海道大学を始めとした大学院生・学部生の研究発表が多くあり、とても刺激的な集会でした。

森田記念賞 受賞 (2022年10月29日)
東北大学理学部同窓会 泉萩会 より第18回 森田記念賞を受賞しました。
  • 受賞題目:気候変動・気候変化への中緯度海洋の役割解明に関する研究

新学術Hotspot2 若手サマースクールで招待講演 (2022年9月20日)
新学術Hotspot2 若手サマースクールで、気候変動・気候変化への亜熱帯モード水の役割について講演しました。

猛暑・豪雨への黒潮大蛇行の影響について発表 (2022年9月3日)
海洋学会 シンポジウム「黒潮大蛇行研究-これまでの歩みと今後の展望-」で近年の豪雨や2020年8月猛暑への黒潮大蛇行の影響について発表しました。

研究者スポットライト (2021年6月1日)
東北大学産学連携機構メールマガジン Vol.13 の「研究者スポットライト」にインタビュー記事が掲載されました。

JpGU2022@幕張で招待講演 (2022年5月26日)
千葉県幕張誌で開催されたJpGU2022にて、冬季大循環場への黒潮大蛇行の役割について招待講演を行いました。

黒潮大蛇行が観測史上最長期間に (2022年5月6月)
黒潮大蛇行についての杉本の研究成果が、NHK・読売新聞・日本経済新聞電子版で報道されました。
上記研究の概要についてはこちらの解説「黒潮大蛇行で夏の関東 蒸し暑く(研究プロジェクト)」をご覧ください。

海洋熱波 国際共同研究プロジェクト開始 (2022年4月)
杉本を含む研究室メンバーが参画する国立研究開発法人科学技術振興機構 e-ASIA共同研究プログラム「西部北太平洋における海洋熱波:検出およびメカニズムと珊瑚礁生態系への影響(2022年度~2024年度)」が開始しました。このプロジェクトでは、日本(東北大学・弘前大学・琉球大学)、インドネシア(ディポネゴロ大学)、フィリピン(フィリピン大学)の三ヵ国共同で近年頻出する海洋熱波の物理メカニズムの解明と珊瑚礁生態系へのその影響評価に挑戦します。

環境・地球科学国際共同大学院プログラム オリエンテーション (2022年4月)
指導学生の西平さん(M2)が環境・地球科学国際共同大学院プログラム(通称 GP-EES)のメンバーになりました。GP-EESは国際的に活躍する研究者育成に力を注いでおり、非常に魅力的なプログラムです。

西平さん(M1)の研究が国際誌に掲載 (2022年4月)
西平さんは、多年型ラニーニャ現象に着目し、1年目は通説のように日本が寒冬になる一方で、2年目は平年並みの冬になること、そして その要因が熱帯西部北太平洋の海面水温の違いにあることを明らかにしました。

長期予報研究連絡会で発表 (2022年1月)
季節予報技術の展望について長期予報研究連絡会で発表を行いました。

Geophysical Research letter 誌に論文掲載 (2022年1月)
観測資料を用いることで日本南東沖の冬季混合層深度が過去60年間で約6%浅化していることがわかりました。そして、第6期結合モデル相互比較プロジェクト (CMIP6) により、この浅化傾向は今世紀末に向けて一層進むことを明らかにしました。

研究打合せ@仙台を実施 (2021年11月)
研究プロジェクト(Hotspot2)のA02-5班会議(ハイブリッド海洋観測:黒潮続流域の循環変動とその大気・生物地球化学への影響)を11月15日・16日に仙台で行いました。

模擬講義を実施 (2021年11月)
第73回 東北大学祭で模擬講義(海の温暖化)を行いました。

黒潮への大気応答について発表 (2021年10月)
非静力学モデルに関するワークショップで招待講演を行いました。

気候への黒潮の役割について発表 (2021年9月)
海洋学会 シンポジウム「中緯度大気海洋相互作用研究の現状と展望」で気候への黒潮の役割について発表しました。

海洋学将来構想 発表 (2021年9月)
日本海洋学会の活動の一環で実施した「海洋学の10年展望 2021:中緯度」についての総説論文が海の研究に掲載されました。

黒潮大蛇行による海洋・気象応答について発表 (2021年7月)
黒潮大蛇行に関するセミナー発表を7月19日に行いました。 本セミナーは研究プロジェクト(Hotpost2)・ 黒潮大蛇行ワーキンググループのもとで催されました。

新青丸航海 黒潮大蛇行観測を実施 (2021年5月)
2021年5月24日(神奈川県横須賀)~6月1日(和歌山県新宮)に新青丸航海(KH-21-9次航海)を行いました。

黒潮大蛇行の日本気候への影響評価研究が報道されました (2021年3月7月追記)
日本気候への黒潮大蛇行の影響に関する研究成果が、テレビ朝日(2021年3月4日)、新聞23誌(6月27日~7月5日)で報道されました。

白鳳丸航海 日本南方海域観測航海を実施 (2021年2月)
2021年2月14日(東京晴海)~25日(鹿児島県鹿児島)まで白鳳丸(KH-21-1)で北西太平洋黒潮再循環域で観測を行いました。

中緯度大気海洋系 大型研究プロジェクトに参画
杉本を含む研究室メンバーは新学術領域研究「変わりゆく気候系における中緯度大気海洋相互作用hotspot (2019~2023年度)」(通称Hostpot2)に参画しています。このプロジェクトでは、観測研究とモデル研究を融合し、変わりゆく地球の大気・海洋の謎に迫り、集中豪雨や爆弾低気圧、黒潮等の予測可能性に挑みます。総勢80名超の気象・海洋研究者が集結する大型の研究プロジェクトです。

プロフィール
杉本周作 准教授
東北大学 大学院理学研究科
地球物理学専攻
海洋物理学分野


所在地・連絡先
〒980-8578
宮城県仙台市
青葉区荒巻字青葉6-3
東北大学 青葉山北キャンパス
物理系研究棟 538号室
キャンパスマップ

022-795-6529
shusaku.sugimoto.d7 [at] tohoku.ac.jp