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緩やかに変わる 黒潮/黒潮続流に挑む 世界最強海流である黒潮は季節~数十年スケールで流れる場所や強さを変えています。その要因は、数千キロメートルも離れた遥か東の海上にあるとされています。北太平洋を包括的に扱うなかで、黒潮/黒潮続流のメカニズムの理解を目指しています。 |
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東北沖暖水渦が天気を変える? 東北沖には周囲よりも3度も暖かい直径300キロメートルほどの渦が存在しています。この暖水渦から大気に向けて膨大な熱が放出されているため、これが天気にどのような影響を与えるかを調べています。 |
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日本気候への海の影響を探る 日本は、本州南方の黒潮と北方の対馬暖流という2本の暖流で挟まれています。これらの暖流が日本の夏や冬の気候に果たす役割を探っています。 |
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日本南方に広がる巨大水塊の謎 日本の南の海の中には東西幅50,000キロメートル・深さ500メートルにわたり巨大水塊が存在しています。この水塊の水温や存在量を調べることで、地球気候の10年規模変動、さらには温暖化の進行を明らかにしようと挑んでいます。 |
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黒潮が大蛇行すると関東・東海沿岸は暖かい?
基盤C(2018年度~2021年度)
黒潮が南に大きく蛇行すると関東・東海沖は冷たくなるとされています。ところが最新の人工衛星データは黒潮大蛇行期に関東・東海沿岸に暖水が出現することをとらえました。そこで、黒潮大蛇行が沿水温や近傍諸都市の気候に与える影響を調べています。
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世界7海域で水温シグナルが翌冬に再出現
JSPS特別研究員奨励費(PD)(2007年度~2008年度)
気候の長期変動を駆動するプロセスとして冬季海面水温偏差の再出現機構に着目した結果、世界の海で7か所でよく作動していることがわかりました。
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プロフィール
杉本周作 准教授
東北大学 大学院理学研究科
地球物理学専攻
海洋物理学分野
所在地・連絡先
〒980-8578
宮城県仙台市
青葉区荒巻字青葉6-3
東北大学 青葉山北キャンパス
物理系研究棟 538号室
キャンパスマップ
022-795-6529
shusaku.sugimoto.d7 [at] tohoku.ac.jp |